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お知らせ

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令和5年度 第10回 抄読会(3/17)

令和5年度 第10回 抄読会(3/17)

本日の文献
“A microbiome-dependent gut–brain pathway regulates motivation for exercise”
運動に対するモチベーションを上げることは健康にとても大切です。そこで良く運動するマウスを見つけて調べてみた結果、そのマウスは遺伝的に優れているわけでは無く、腸内細菌が重要だったという論文です。経路としては、腸内細菌のErysipelotrichaceae科のEubacteriumやLachnospiraceae科のCoprococcusは脂肪酸アミドを産生し、大麻のレセプターとされるCB1に作用し、迷走神経求心性線維を上行し、背側線条体のMAO A(モノアミン分解酵素)を抑制し、ドーパミンレベルが上昇するという経路であったとしています。同じ反応はカプサイシン(唐辛子の成分)の投与でも生じました。
意見としては、ICUのリハビリに対しての効果はどうかというものや、小児のリハビリに対しての効果はどうだろうかという話がありました。ベースラインを上げるものではなく、運動のモチベーションを上げるものなので、ICUのリハビリにはちょっと難しいかもしれません。ランナーズ・ハイにも関わるメカニズムのようですが、この論文に従えば、抗生物質を服用しながらマラソンをしても気持ち良さは失われるかもしれません。今後は医学的だけでなく、優秀なアスリートの腸内細菌には同様の菌があるかもしれず、スポーツの分野での研究が進むかもしれません。
当科では毎週金曜日に抄読会を開催しています。
クリクラ学生、研修医、レジデントにも参加してもらい、最新の文献を紹介し医局院全体の知識の向上を図っております。
もし院内のレジデント、研修医、医学生で内容に興味がありましたら、抄読会を撮影した動画がありますので、連絡をしてもらえれば共有します。

本日の文献
https://www.nature.com/articles/s41586-022-05525-z?fbclid=IwAR2ExmNM4ciEriokwMg2zP91v-mNqH7IJIqRdSjfnxydUPWucQGPfgGWAsA

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